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  • アルピニスト 野口健 アルピニスト 野口健

    先日「アルピニスト 野口健」さんの講演会に参加させていただきました。

    外交官の父とエジプト人の母のともに生まれた野口さんは、自らを落ちこぼれだったと振り返ります。高校で1ヶ月の停学処分自宅謹慎を命じられ、父の助言により一人旅に出て、その時、偶然に書店で手にした植村直己氏の著書「青春を山に賭けて」に感銘を受け、登山を始めたそうです。ヨーロッパ大陸最高峰モンブラン、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロなどの登頂を果たし、登山に自己表現の価値を見出し、世界7大陸最高峰登頂という目標を自らに課しますが当時まだ16歳。登山に必要な資金集めなど自らでこなし、1999年3度目の挑戦でエベレストの登頂に成功し、10年の歳月をかけて7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立します。
    1999年 エベレスト登頂 その後、以前から気にかけていたエベレストのゴミ問題を解決するために、4年連続世界各国の登山家たちと5000m~8000mの清掃活動に尽力する一方、富士山のゴミの多さに心痛め、2000年から「富士山が変われば日本が変わる」をスローガンに富士山清掃活動を精力的に行ったことも皆様の記憶にあるところでしょう。

    こう聞くと人生の成功者、とても屈強な精神力の持ち主だと感じられますが、実際に檀上にあがった野口さんは、とても飄々と、素直にご自身のこれまでのことを語ってくださいました。とても大切なメッセージをいただいたのでほんの一部ですが要約してみました。

    「富士山に行くでしょ、ゴミを見ちゃうでしょ、知っちゃうと背負っちゃうんですよ~でも活動するとどこからか反対意見が出てくる、売名行為だとか偽善だとか。入山料を登山者に負担いただいて環境保護にあてよう! と提言するとあちこちから怒鳴られて、富士山、噴火してなくなっちゃってくれないかな~なんて毎週ゴミ拾いに行くたびに思うんですよ」
    でも4年はやってみよう、オリンピックも4年ごとだし、人の集中力が続くのも4年かなと…TVに出演する機会に富士山の清掃活動を伝えつづけるうちに100人だった協力者が400人、800人、6000人と年々増えて、17年目にしてゴミゼロ宣言ができるところまで到達できた。今自分にできることをコツコツやってきたことの積み重ねで今がある。
    5大陸制覇も最初からそんな野望を抱いていた訳ではない。エベレストは1000人中300人が遭難するという場所。高山病をさけるために登っては降り、往復することの繰り返し、精神的に追い詰められるとその我慢ができなくなる、あきらめた人から死んでいく世界、若さ、勢い、運では全く通用しない山。「なにがなんでも登る」は自然に対するおごり、登頂を果たすことが成功ともいいきれない、登頂後下山で命を落とすことも多い。実際登頂できるのは3割程度の人間で7割は無理をくっつけないと登頂できない。この無理が下山中の死を生む。
    登頂成功後に残ったものはあまりなく、あっけなく次にむかうだけだったり。失敗のあとさまざま悩み苦しむことになるが、とんとんと登頂できることが実は失敗かもしれないと思う。なにを持って成功か? なにを持って失敗か? 登山後のインタビューで聞かれても答えられない。これは人生にも通じると思う。人生、白黒つけられないし、なにが成功で何が失敗かわからないが、人生51:49で51点とれたら良い人生なんじゃないかと思う。「夢を持て」というけれど「夢」を持ったからこそ背負う苦しみもある。効率のよい成功を求めるではなく、コツコツをどれだけ積み重ねられるか、同じことを続けられるって大切。飽きて別の世界に行きたくなっても、新しい夢を持たずに今やることをやり続けることが今の自分の夢と語る野口さん。

    野口さんとは背負うものの質が全く違うし、日々死と隣り合わせなんてことはない私ですが、奢ることなく毎日に感謝して自分の人生をコツコツ生きていこう! と改めて感じました。最後にサイン入り写真集をいただきました。この縁を大切に、いただいた言葉を大切にしていきます。

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